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list2010年09月
我が家の新入り、ピレの大和。

実は、歩行障害があります。
腰を落とし、腰から下が固まった状態で左右に大きく揺れて歩きます。
後肢は曲がったままで、ささっと軽やかに歩く事が出来ません。

この画像では分かりにくいのですが、点線で囲った部分の関節が両前脚とも肥大化し、
大きく盛り上がっています。
これは、栄養性二次性上皮小体機能亢進症といって、いわゆるクル病の疑いが強いと診断されました。
犬のクル病については こちら をどうぞ。
ふわふわもこもこの毛の下の身体はガリガリに痩せていて、背骨とあばらがごつごつと浮き出ています。
ただ単に栄養状態が悪かった、、、というだけではなく、このように骨に異常が出るほどの状態。
大きさから考えれば、15kgはあっていいはずの体重は11kgしかありません。
一体、生まれてから3ヶ月ほど、どのような場所でどのような食事をとっていたのでしょうか。
センターから引き出し後、長いこと踏ん張っていられない大和を支えながらシャンプーしていて気がついたのですが
お尻の穴の周りは綺麗にカットされていました。
また、ヒゲもカットされ、それが伸びてきている様子も見てとれます。
ということは・・・生まれてからセンターに入るまでは
明らかに人の下にいた。ということ。
それなのに、こんなに異常が出るほどの食事しかさせていなかったなんて。
大和はもちろん、一緒に生まれただろう兄弟や、そして母犬の栄養状態も想像できます。

クル病の疑いが濃い大和へは、まずは、当たり前に必要な栄養をたっぷりと与えること。
バランスの取れた栄養価の高い食事が必要になります。
とは言え、ここまで進行してしまった大和への栄養はそれだけでは足りないので、
一ヶ月の間、3~4日おきにカルシウムやリンなどの注射を打って
足りていない栄養を骨に定着させる治療が続きます。
また、股関節形成不全の疑いもある大和の腰は、そうであるのか判断するには、
まだ月齢が少し足りないようです。
股関節形成不全かどうか判断するには、せめて生後半年くらい経っていないと断言はできないとか。

栄養たっぷりの食事と、適切な治療。
そしてカルシウムを定着させるためにも適度にお日様にあたる事。
骨折もしやすい状態なので、滑りやすいフローリングの床も改善し
転びやすいので、ちょっとした段差にも気をつける必要があります。
ハンディがある大和ですが、本人は至って人懐こくて、人を怖がりません。
そして・・・男性が大好きなようです(大和は男の子だけど・・・)
センターを出る際も、消毒清掃していた男性職員さんの元にフラフラと駆け寄り
なかなか離れようとせず。
どの子もみんなすごい勢いでセンターを出るのに、大和は何故か出たがらず(笑)
我が家に来てからも、私を通り越してヨロヨロしながら仮父の元へ駆け寄ります。
そしてベロベロ攻撃。
大和にとって、私より男である旦那の方がお好みだなんて
なんだか、告白したのに思いっきりフラれた気分・・・。あはは
これから少しでも大和の状態が良くなるよう、大和と一緒に頑張りまーす!!
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- 2010
09/29
Wed センターへ行って来ました
category:センターレポート
今日は、センターへ行って来ました。
バタバタと気忙しく訪問したので、引き受け先がある、ないなどの詳細は未確認です。
昨日、処分が行われたようで、いつもより収容数が少なく、閑散とした様子に思えました。
それでも、一頭もいない=ゼロ。ということはありません。
【 一日目の部屋 】
引き出し予定のある子が数頭いました(画像はありません)
【 二日目の部屋 】

飼い主持ち込みだと言う、ヨーキー(2匹)とプードルなど小型犬がいました。
飼い主による持ち込みです。
何故。。。何故持ち込む??????
小さな身体を小刻みに震わせて、恐怖でいっぱいの瞳のこの子達を見て言葉もなく
ただただ溜息しか出ませんでした。
正直なところ、泣き叫びたい気持ちです。

ヨーキー2匹とプードルは、訪問時点では引き受け先が決まってません。
【 三日目の部屋 】

全頭撮れませんでしたが、奥にもまだいます。
どの子も譲渡予定と分かる赤い紐はついていませんでした。
【 四日目の部屋 】

ポインターと、少し大きめのmixの子がいました。
【 最終部屋 】

この秋田の二頭も飼い主による持ち込みです。
引き受けて頂ける方を募集しています。
どなたからも声がかからない場合は、残念ながら、他の子達と一緒に殺処分されます。
秋田の二頭を引き受けたい、もしくは預かれるという方がいらしたら
センターではなく、れおらまでご連絡ください。
非公開コメントでも、ブログのメールフォームからでも結構です。
時間がありません。
よろしくお願い致します。

立っているこの子は、吠えるでもなく
ただ必死にアピールし続けていました。
人馴れも、そしてこの子の穏やかそうな性格も、
共に暮らすには全く問題ないと思われるこの子が、一体何故、殺処分と隣り合わせの最終部屋にいるのでしょうか・・・。

ステンレスケージは満室状態でした。
ここにいる仔犬達は、無事に検疫を終えると譲渡予定として仔犬犬舎に移ります。

感染症にかからず、無事に仔犬犬舎に移り、そして生きてセンターを出られるよう
心から願わずにいられません。
ブリーダー放棄のチワワも数頭いました。
自由を奪われ、太陽の下を歩く事もなく
ただ子供を産む為だけでに生かされ、そして最後はセンターだなんて。
まだまだ続くペットブームの裏で、悲惨な親犬達がいるということ
一人でも多くの人に知ってもらいたいです。
今日のこの訪問の際も、飼い主による持ち込みに遭遇しました。
飼い主から引き渡されるその子が、必死に飼い主の元へ戻ろうとしているその姿に
悔しいかな、どうすることもできず、胸が張り裂ける思いでした・・・。
その子がようやく搬入口から入って行ってから
飼い主であるその人は、乗せてきた車のマットを淡々と、
毛を払い落とすかのように叩いて・・・
そして、来る時は一緒だったはずのあの子を、センターに置いたまま
走り去って行きました。
こんなことが毎日繰り返される現実、、、おかしいと思うのは私だけでしょうか。
いえ、私だけじゃないから、一つでも多くの命を救おうとセンターへ通い続けるボランティアさん達がいる。
出来ることはそれぞれ違っても、「助けたい」という気持ちはみんな同じ。
その気持ちが一つの命を救っても、その裏で100の命が奪われる現実。
変えよう。
変えなければ。
変えていくんだ。
そう思う人が一人でも増えてくれたら、、、
大切な命が100奪われる中、3つの命を救うことが出来るかも知れない。
センターで、かけがえのない大切な命を終える犬や猫が一頭でも減るよう
少しでも、出来ることから行動に移して下さる人が一人でも増えることを
心から願っています。

溜息ながらの私の側で、呑気にオシッコしているもこもこの子・・・。

我が家のバリケンに。
はい、今日、引き出して来ました。
ピレの大和(ヤマト)です。
以後、お見知りおきを(^^)
引き出し後に病院へ行き、診察も終えました。
詳しくはのちほどまたー!!!
クリスの里親になられた N様から、近況報告を頂きました。
以下、N様からのメールです。
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クリス水辺初デビューにして初泳ぎとドッグランでのひとコマです。

9月にはいっても暑い日が続いていたので、近くの入間川に家族で行ったときのものです。
クリスは基本的に水をかけられることを嫌うので、どうかと思っていたのですが、
浅いところから少しずつ誘導していったところ上手に泳いでくれました。
しかし、浅いところに入ってくれるものの、好んで深いところに入ってくれませんでした。

お尻の写真は、冬はフッサフサだったのに
いまではすっきりとして尻尾まで細くなったというのが撮りたかったものです。

ドッグランは、まいどの所沢です。
初めての仔でしたが元気に走り回り、じゃれ合っていました。
最後には体力負けしてへたり込んでいました。

気を使うところもありますが、やはりドッグランはいいですね。
家でじゃれたり遊んだりしているときとはまた違って、クリスものびのびと気持ちよさそうにしています。
(時に緊張もしていますが…)

だいぶお姉さんぽくなってきたクリス。(まだまだぽいんですが)
甘えん坊にして、時にマイペースなクリス!
これからもどんな表情や行動をみせてくれるかとても楽しみです。

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うわぁーっ!!クリス、いい写真撮ってもらったねぇーっ♪
遊んでるところも、走ってるところも、躍動感があって、すごくいい写真だぁ~っ(^^)
じゃれ合ってるTシャツ姿の子は、茶々かと思いましたよ。
毎日こうやってじゃれてたなぁ・・・と懐かしく思い出し、
そして何故か、お嫁に行かずにまだ我が家にいる茶々を横目で見てしまいました(笑)
スイミングデビューも上手に出来たようで、すごいすごい!!
どうだろう、茶々はまだ泳がせたことがないけれど、泳げるかな?
お転婆のくせに意外とビビリで神経質なので、濡れる事を嫌がって腰が引けて泳がないかも。
だって、ここだけの話・・・雨振ってると、散歩に行かないのよ(汗)
散歩後の足洗いも、濡れたところを必死に舐めるし。
シャンプーでは固まるし。
楽しく色んな経験をさせてもらえて、クリス、幸せだねぇ~~!!
すっかりお姉さんになったクリスも、来月4日には一歳になるものね。
まだまだこれからも、いっぱいいっぱい、N様ご家族の皆さんと沢山のことを楽しんでね(^^)
N様、お忙しい中、可愛い近況報告をありがとうございました。