
静岡で落ち合って、無事に こうたろうちゃんを引き渡してから帰途に着いた私達。

お天気が良ければ千葉からでもたまに富士山を拝めるけれど、こんなに近くで見ると
やっぱ感動が違いますよ。
パワーもらうぞ~~~~♪と、今度は東へ東へと走行しながら撮影。
途中、トイレ休憩で寄ったSA。

トイレ脇の柱に、こんな張り紙を発見。
あぁ、、、どこのSAでも多くあるという捨て猫。
人気の多いSAに置いて行けば、可哀相に・・・と誰かが拾ってくれると
考えられない程馬鹿な勘違いした奴がいるのは知っているけれど
やっぱここのSAにも捨てていく言語道断な奴がいるんだ・・・

う、、、いた(泣)
しかもあなたっっ!!!!
たった一人で川原で生き延びていたルイちゃん(元 モコ)にそっくりじゃないのっっ!!!!
なんてこった・・・・・ルイちゃんに瓜二つな猫が2匹も。
人懐こく、お腹が空いてるのか、連休中で混み合い、おそらく何千人もいるだろうと思われる人が行き交う所で
スリスリしてはご飯をねだって愛想を振りまいている。

うぅ・・・(T□T)と、思ったら

3匹っっ(@□@)
瓜二つどころか、瓜三つだよ~~~~(驚)
キャパいっぱいだよ~~~~(涙)
キャパどころか、この子達を保護したところでかかる医療費、払えないよ~~~(悲)
・・・でも、放っておけないよ~~~
標高が高く、平地に比べて相当に気温が低い。
痩せているせいか、寒さで震えている。
たまに気にかけた観光客が、「あぁ、仔猫だぁ~~可愛い~~」とか
「かわいそうに、お腹が空いてるだろうに」 とか 「寒そう・・・」 だとか
売店で売っているさつま揚げや唐揚げ、おにぎりや干物なんかをぽーんと放り投げて与えていたけれど
そんなんじゃ栄養にもならないし、病気になっちゃうよ・・・
ダメだ。
いくらなんでも、見つけたからって片っ端から保護できる甲斐性はない。
あらぁ・・・と、抱き上げた人に
「飼ってあげられませんか??連れて帰ってもらえませんか??」
そう聞いてみたけれど、足を止めて気の毒そうに猫達を見つめる何人もの人達に声をかけてみたけれど
誰も首を縦に振ってくれる人はいなかった。
心を鬼にして、一旦はその場を立ち去ったのだけれど
ルイちゃん(元 モコ)に似たあの子達の姿が目に焼きついてしまって、それでも不甲斐無いことに
迷わず保護できない自分の情けなさに悔しくて涙が出てきた。
散々迷った挙句、猫ボラのTさんに相談。
「預かってもらうところは確保できそうだから、問題は医療費や経費。
なんとかなるならお手伝いしますから保護してください。」
背中を押す有難い言葉をかけて頂いて、意を決して捕獲作戦。
幸い、いつ何時そういう場に遭遇してもいいように、車の後ろにはバリケンを積んである。
それに入れて帰ろう。
人懐こい2匹はいとも簡単に抱き上げて捕獲成功。
残る一匹が捕まらない。
警戒心が強く、ちょっとでも近寄るとすぐに茂みに隠れてしまう。
捕獲器があれば良かったのかも知れないけれど、ない。
陽も落ちて、いよいよ吐く息が白くなるほど冷え込んで来た夕方。
鼻水垂らしながら、お届けに同行してくれたママ友と必死になって頑張った。
兄弟を引き離したくない。
この寒い冬空に一匹だけ残して帰る訳にはいかない。
3時間ほど頑張ったけれど、これ以上ストレスをかけては・・・と諦めることにした。
そんな私達を見かねた屋台の奥さんが協力をしてくれて
お店で焼いていたお肉やらなんやら差し入れてくれて、残る一匹をおびき寄せてくれたり。
あと30分頑張ろう。
あと10分頑張ろう。
そうやって諦めきれない私に、ママ友も屋台の奥さんも一緒になって頑張ってくれたけど
でもダメだった。
泣く泣く置いて帰ることに。
こうたろうちゃんを入れていたゲージを、屋台の奥さんに預け
もし万が一、一人になって寂しさからすり寄って来たら、
そして抱き上げられるならこのゲージに入れてください。
捕獲出来たらすぐに迎えに来ますから。
そうお願いして電話番号を交換し、涙を飲んでSAをあとに。
大渋滞に巻き込まれ、預かって下さるおうちで待っていてくれたTさんに
兄弟を引き渡すことが出来た時には22時を回っていました。

寒かったでしょう。
不安だったでしょう。
お腹も空いていたでしょう。
もう安心していいんだからね。
残る兄弟は絶対に捕まえるから。
必ずまた会わせてあげるから。
それまであなた達だけでもゆっくり休んでいてね。
翌日、何度か屋台の奥さんから様子を知らせる電話をもらい、
その日の状態から夜ではなく、見つけやすい日中に来た方がいいとのアドバイスをもらった為
気になって気になって眠れない夜を二晩も過ごしたけれど
火曜日、猫ボラのTさんが同行して下さって、再度150km離れたSAへ向かうことに。
用意していった捕獲器2台のうち、1台に入って無事捕獲出来ました。
あ~~~良かったぁ(号泣)
ところが、、、

まだいるのよ。

なんてこった・・・
数日前から必死に捕獲していた様子を見ていて、再度捕獲に来たことを知ったSAの従業員達が
入れ替わり立ち代わり声をかけてくれて
この子達がSAへ現れたのがいつ頃なのか聞いてみると
「一週間くらい前かな」
「一ヶ月くらい前になるかな」
と、時期は特定できなかったけれど、どうやら一緒に捨てられたのは間違いなさそうだった。
つい最近、いきなり5匹で現れたと。
最低だ。
捨てた奴、おまえが捨てられろ。
急遽、Tさんが黒猫もキジ猫ちゃんも捕まえる決断をし、数時間に亘って捕獲に入りましたが
残念ながら黒猫ちゃんしか捕獲出来ませんでした。

それなのにこの子ったら、数時間粘っても捕獲できず、諦めて帰ろうとする私達を
車の往来が激しい駐車場まで追いかけてくる。
轢かれたらどうするのっ!!!
ここまで近くに寄ってくれるのに、手を伸ばすと逃げてしまう。
必ずまた捕まえに来る。
この子にはそう約束して、またまた泣く泣くSAを後にしました。
帰り際、
「下り線のSAにも沢山の捨て猫がいるんだ・・・
そういう子達が毎年冬を越せずに死んでしまうんだ・・・
そっちの方もなんとかしてやってもらえないかな・・・」
そう言いに来た従業員がいました。
この子達にかかる医療費や経費の捻出も難しいのですよ。
捕まえた、保護したはいいけれど、どうやって治療してやろう・・・どうやって経費を確保しよう・・・と
頭を悩ませる状態なのに、そんなには無理ですよ。
助けてくれるなら・・・と、気にかけてくれる気持ちは有難いけれど・・・
助けてあげたいけれど・・・すでに自分に出来ることの限界を超えている・・・

夜になって戻ることが出来、ようやく兄弟が再会。

黒猫ちゃんも緊張状態が続いていて、瞳孔も開きっぱなしなので
そうっとしておいてあげることに。
この子達を預かって置いて下さるNさんにも、心から感謝申し上げます。
SAまでの行ったり来たり、ガソリン代、それらを捻出するのがやっとで
まだ病院へは連れて行っていませんが、今週中に診察を受けて
栄養をつけてゆっくり休んでいてもらおうと思っています。
怒涛の数日間でしたが、まずは一安心。
残してきたキジ猫ちゃんも、必ず近日中に連れて帰れるよう調整中です。
頂いた近況報告なども溜まってるのですが(^^;;
もう少しお待ちください。
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No title 
れおらさんスゴイ!これぞ真の保護ボラさんです!久々に熱い思いを持った方に出会いました!ボラ界の鏡です!猫ちゃん達、ラッキーでしたね。この勢いでねこ親さん、すぐ決まりますよ!応援してます!
No title 
れおらさん、おはようございます
すごいことになっていますね、
すごすぎて、書く言葉がいまいち出てきません。
でもいつ何時でも応援しています。
それからこうたろうちゃん、よかったね。
りりまむさんへ 
りりまむさん、こんにちは
と、とん、とんでもないですよっっ!!!
私なんかはホントにしょぼいので、なんの力もなく・・・(泣)
もっと色んな意味でパワーがあれば、、、と情けない限りです。
でもこうやって、りりまむさんのように温かい声援を下さるだけで
それが大きな原動力となります。ありがとうございますっ!!
まずはゆっくりしてもらって健康に・・・そして大きな幸せをGET出来るよう
微力ながら頑張って奔走したいと思っています。
つるりんさんへ 
つるりんさん、こんにちは
えぇ、、、なんだか自分でも訳の分からない状態になってしまい
ちょいとてんぱってます(汗)
気を引き締めて頑張らねばーーーっ
応援、ありがとうございます。
こうやって温かく応援して頂けることが、私の大きな原動力となっています。
こうたろうちゃんも無事に幸せGETできたし、
兄弟猫もそれに続いてもらわねばっっ
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鍵コメさんへ 
鍵コメさん、おはようございます
そのSAと同じかどうかは分かりませんが、どこのSAでも多くある悲しい事実のようです。
正直、最初に見つけたのがルイちゃんとそっくりでなければ
もしかしたら私も今回のような行動に出なかったかも知れません。
キャパを超え、あ~~どうしよ~~という状態ではありますが(滝汗)
3匹が寄り添ってゆっくりと休んでくれている様子を見ると、後先考えずに保護したものの
悩んでいる場合じゃない、出来ることから!!よし、頑張ろう!!と
自分で自分を奮い立たせているところです。
応援、よろしくお願い致します。