
そういや先日、旦那の誕生日だったんだな。
恐れ多くも、敬宮愛子様と同じ誕生日だなんて、失礼極まりないだろ。
もうちっと気を遣って、一日ずらすとか、、、出来なかったもんかね、旦那(それは無理だろ、笑)
生まれて来たこと自体めでたくない男だから、これと言って祝うほどのこともないし
私みたいな素敵奥さんをGETしたことだけでも有り難いと思え。
プレゼントなんて滅相もないだろ。
私みたいな素敵奥さんの顔を、姿を毎日眺めていられるだけで
それだけで神様が間違ったプレゼントしちゃったようなもんだよ。

・・・と、こんな恐妻っぷり大爆発な素敵奥さんにしちゃったのも、旦那、おまえだ。
だらしがないからだ。
あ・・・なんだか、愚痴っちゃった感じ???(笑)
こんな私が中学一年の夏の終わり、、、まだまだ清純派まっしぐら乙女だった頃。
塾の帰り道、墓場の前に流れる用水路の側溝をすたたたっ・・・と軽快に歩く柴風の雑種を見ながら
あ~~~、一人で散歩してるんだ、ちゃんとおうちに帰れるかなぁ、、、
なんて思ったりしていた、まだまだ純情派乙女まっしぐらなある晩。
ズドンっっ!!!
柴風雑種が突然消えた。
えぇ~~~~???!!
墓場の前だよ、オバケが消し去ったのか??んぎゃー怖い~~~っ
と、涙チョチョ切れそうになった、か弱い乙女な私。

自転車を止め、恐る恐る消えた地点を覗いて見ると
側溝の蓋がある地点で切れていて、、、そこから落ちたと思われる柴風雑種、流されてる。
ゴミ避けの為なのか、深く大きな用水路の先には大きな鉄格子が。
あ~~~あ~~~あ~~~~と思っているうちに、あっという間にその鉄格子で止まったまま
キャンキャン鳴いて助けを求めている。
もう~~どうにかしなきゃぁーーーっ!!!
深い・・・暗い・・・手が届かない・・・しかもここは墓場のまん前。
制服のままだったけど、鉄棒にぶら下がるような格好で側溝の底にいる柴風雑種の首輪に手を伸ばした。
だけど、やっぱり届かない。

えーい、上から回り込んで鉄格子を伝って下りた。
鉄格子に足を突っ張って踏ん張って、片手懸垂の状態で首輪に手を伸ばすと届いたっ!!!!
よしっっ!!!!!!
うお゛ぉーーーーーーっっ(`□´)!!!
雄叫びをあげながら引き上げたかどうか、覚えちゃいないけどさ。
引き上げた後、四足がちゃんと地面に着地したと同時に、ぶるぶるぶるっっ
おいおい、、、こっちまでずぶ濡れじゃん、、、あははっ
ブルブル震えていた柴風雑種、おすわりしてじっと見ている。
私は、墓場の方からも何かにじっと見られている気がするよ、早くこの場から立ち去りたいよ。
はっと我に帰って、一人肝試しやってる気分になって、急激に怖さが襲ってきた。
「危ないからね、早くおうちに帰ってね」
そんな可愛い言葉をかけて、自転車をかっ飛ばし、家路に着いた。

ちゃちゃちゃちゃちゃ・・・・
何か追いかけてくる(泣)
怖くて振り返れない。びえ~~~~ん、怖いよ~~~~っ
ちゃちゃちゃちゃちゃちゃ・・・でも、この音、聞き覚えがある。
毎日聞いてるような気がする。
そうだ、犬が走ってる時に、地面に爪が当たる音だ。
ふんっっ!!!
と振り返ると、さっきの柴風雑種、笑顔で追いかけて来る。
「ダメだよ、追いかけてきちゃ、自分のおうちが分からなくなるよ」
仕方がないから、怖くて逃げた墓場の前まで誘導しながら戻った。
相変わらず笑顔でついて来る。
「じゃあね、もう、追いかけてきちゃだめだよ。」
その時にタイムスリップして、暗い墓場の前でそんなことを言ってる少女を見つけたら
オバちゃん、オバケだと思っちゃうわ(笑)
あ、いやいや、、、助けたと分からずに勘違いしたまま、捨ててくなクソガキっっ!!って、怒るかしら。
んー、、、優しくてなんて可愛い子だろう!!!って、思えるかしら?まあ、相手は私だからね(爆)

結局何度も何度も戻ったけれど、柴風雑種、追いかけて来ることを止めず。
根負けした私、家に帰りついた。
入った勝手口にちょこんと座って待ってる姿を母親に見せると
塾からの帰宅時間は遅いわ、犬は拾ってくるわ、で怒られた。
だもの、やさぐれるわな。
だもの、暴走族が信号で止まってる光景を見て
「今頃の暴走族は律儀なのねっ♪ぐふ」
と思っちゃうような大人になるわな。
こっそーり残りご飯を勝手口で笑顔のまま待っている柴風雑種にあげて、気になりつつも寝た。
「ご飯なんかあげちゃダメよ、居ついちゃうからね。知らんフリしてたら帰るわよ。」
母にもそういわれたし、まだ幼いからさ、それ以上のことは出来なかったんだよね。
翌朝、寝起きのおしっこもしないまま、一番で勝手口を覗くと、、、
まだ居た。
あ。どうしよう。
登校時に通る墓場の前で、やっぱりついて来た柴風雑種に
「もう、ここまで。ちゃんとおうちに帰りなさい」
そう言って別れを告げると、柴風雑種、それ以上はついて来なかった。
私の姿が見えなくなるまで、おすわりしたままじーっと見ていてくれたけど
追って来る事はなかった。
安堵したような、ちょっぴり寂しいような、朝から登校時に泣いてる中学生って
あの子、きっと朝っぱらから親に怒られたのね、可哀相に。くらいにしか思われてないだろうけど
人目を気にせず、おいおい泣きながらひたすら歩いた。

たった10数年前(??!!)の出来事だけど、今でもあの子がオスワリした姿が思い出されることがあるのだよ。
純粋な清純派乙女は、以降、10数年経っても、純情派乙女だわよ(ぷっ)
その乙女(まだ言うかっ)、ゆうべ、未来の淀殿=茶々に鼻を噛まれ
ティロリーン~~~鼻から牛乳~~~
ならぬ、、、鼻から出血ーーっ
なのだ(泣)
お父さんにぶたれても鼻血なんか、出た事ないのにっっ!!!(そういう問題か???)
レオちゃんの保護主 Aさん家の超イケメン兄弟見たって鼻血なんか出た事ないのにっ!!(出たらおかしいだろ)
28歳にして三度目の鼻血よっっ(何年28歳止まりなんだ・・・)
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面白過ぎ 
面白過ぎる昔話、御馳走様でした!本当にれおらさん、下手な漫才よりずっと受けますよ!ハマってます!でも随分と昔から?ワンコを保護していたのですね!強力な握力を持ち合わせていて良かったです!命の恩人だとワンコもちゃんと分かって追ってくるなんてドラマの様。泣く泣くお別れした事できっと心のどこかにずっとその子が住み着いていて現在のれおらさんが出来上がったのかもですね!何だか温かい気持ちになりました!
No title 
ああ、冷えてキマシタ…れおらさん、こんばんは*~(´・ω・`)~*
冷えた私をちょいと温めてくれるような、イイ話をきかしてもらいました、ありがとございます。
偶然にも、先ほど、私も鼻血を出してたんです、
右側の鼻です(←誰もきいてない)
グッドなタイミングで、気分良くしました、このまま寝ます、おやすみなさいませ。れおらさんも良い夢を…
りりまむさんへ 
りりまむさん、こんばんは
面白いですか???(^^;;あはは、ありがとうございます。
そうですねぇ、、、いつ頃からだったでしょうか、物心付いた頃には保護してましたね。
スズメとかも(笑)
でもまだ幼かったので、その頃の自分ではどうすることもしてやれなかったです。
ほんと、無駄に握力が強くてよかったですよ、片手懸垂しながら多分12~3kgだっただろう子を引き上げたんですもんね(笑)
たまには役に立つもんですね、握力腕力が強いってのも。
つるりんさんへ 
つるりんさん、こんばんは
そちらは冷え込んできましたか?
こちらは今日も、ホントに12月なの??!!というくらい、温かい、いえ、
車の中では暑いくらいの陽気でしたよ。
風邪、ひかないように気をつけてくださいましね。
鼻血、つるりんさんまで・・・あ、私はですね、左の鼻穴から出血でした(笑)
2人合わせて両穴から、、、自分の鼻穴どちらも血まみれだと想像しただけでおかしいです。