
「 この子はビビリなのか? 」
不安定さが増大して出戻った りんちゃんを見た仮父が、帰宅してすぐに言いました。
「 ビビリ、と、ひと括りにするんじゃなくて、不安定な犬なの。 」
「 目が怯えてるもんな。 」
あんたにそれが分かるのか?!
「 群れの洗礼を受けたからね。 」
「 怖かったろう~、おまえ。 」
なんて言いながら、いい子だな、こういう子は賢いんだよな、怖くないぞ、よしよし
と、ヘラヘラかまってるので
「 不安定さを増してしまうような声かけはしないで!
オレはここの家の人間だぞ、という挨拶程度でさらっとスルーして。 」
そう言ったら、、、
「 ボスが怖いからな、オレも怖いんだよ。 」
そう言って自分の部屋へと消えて行きました。
なんじゃいそりゃっっ!っったく!
確かに、仮父が帰宅した頃は、りんちゃん相当ビビってました。
みんなの洗礼を受けて、パニックになり、目もイッチャッて。。。
そこで、大和に 「 カッッ!!! 」 っと、やっちゃったんです。
そしたら、大和はすたこらさっさと私の側まで逃げてきましたが
代わりに・・・姉御=茶々が
「 そんな挨拶の仕方はねぇーだろーっ??!!ゴルァーッ! 」
と、一喝。
キャンキャンキャンッッッ!!
と、大きな悲鳴をあげてました。
代わりに猫達が慰めるかのように、大丈夫だよ~♪チュッチュ♪とやってくれましたが
もうすでに、それさえ怖くなっちゃってる りんちゃん。
ネロが何度も りんちゃんの鼻先に、ごっつんこ♪スリスリ♪とやるたびに、
ビクッ!!と慄いてます(苦笑)
あんたは誰なのよー?!と、半分威嚇しながらも様子を見に行った しのに
「 カッッッ!!! 」 と、やっちゃったんです。
再度、茶々から猛烈指導が入ったのは言うまでもなく・・・。
その後は、りんちゃんのバリケンに入って、我が物顔のように居座っている しのちゃん。
しのより りんちゃんの方が完全に下・・・という体制がすでに出来上がってます。
一方、慎重派で長女タイプの オリは
いまだに安全な場所から様子を伺うという感じ。
生後半年の幼いにゃんことは言え、先住は先住、先輩なんですよね。
対応の仕方はそれぞれの性格にもよるけれど、単純にそういうルールが
犬猫社会の中、教えなくてもちゃんと出来上がってて、実に面白いし興味深い。
だから、あえて私が、誰々が先輩、誰々が年長者だから!なんて優先順位を決めて
それを無理矢理ごり押ししなくてもOK牧場。
ちゃんと犬や猫同士で教えてくれるし、学んでくれます。
りんちゃんのように 不安定な犬 と言っても、その中には
不安・恐怖・攻撃的という要素の他、興奮やビビリ・無気力などがありますが、
5段階評価すると、りんちゃんは昨日の段階で、
不安4
恐怖3,5
攻撃的2
興奮3,5
ビビリ4
という状態になってます。
こういう不安定な状態の時には、やたらに声をかけたり過度に愛情を注ぐのではなく、
ほぼ知らん振りを決め込んでます。
何事も特別なことは起こってないかのように、淡々と普段通りの時間を過ごして
りんちゃんから興味を持って歩み寄って来たら、優しく接してやる。
その繰り返しをしているところです。
“ 可哀相 ”という人間側から見た犬に対する哀れみや、過保護に接する愛情は、
不安定な犬を癒すことは出来ないし、逆にその不安定さを助長してしまうと思うからです。
犬は安定した人の波動やオーラからはリラックスを受け取れる(読み取る)し、
不安定な人からは興奮や緊張や不安な影響を受けるので、犬が不安定な時こそ、
“ 大丈夫だよオーラ ”を発しながら、堂々とリーダーシップを発揮して、
精神状態が安定してきて初めて、溢れんばかりにた~~っぷりの愛情を注ぎながら
同時にそうなってから色んなことを少しずつ覚えてもらうことが懸命だと思うので
今は私自身の安定を心がけつつ、あえて放ったらかしです。
放ったらかしですが、ちゃーーんと、りんちゃんなりに様子を見ながら学んでますよ。
犬や猫から学ぶことがたーっくさんあって、私も勉強になります。
りんちゃんも私も学習中です(^^)
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