
今日は、千葉県動物愛護センター へ出向いて来ました。

力なく横たわっているこの子は、譲渡用としてチャンスを与えられた子ですが
上半身は床へ、、、下半身はトイレの中という
足が天井を向いたまま逆立ち状態で動けずに居た為、そっと下ろして横にしてやりました。
きっと間もなく命の灯が消える・・・というギリギリの状態でしょう。

上の子と同じケージに入っていた、比較的元気な仔猫です。

よじ登ってアピールできるくらい、とても可愛いお顔の元気な子達でした。
【一日目の部屋】
譲渡用、もしくは引き出しの声がかかっている、または声がかかる望みの強い子達が収容されていましたが
画像は撮っていません。
【二日目の部屋】

奥の茶色い子は昨日捕獲収容された、オスの仔犬。まだ4ヶ月程度と思われます。
この月齢で、過酷なセンター生活を健康なまま乗り切れるでしょうか・・・
声がかかればいいのですが。
そしてポインター。
右前足を痛めているのか、足を床に着けずにいました。

この痩せ方はあまりにも酷すぎます・・・
【三日目の部屋】

左手前のテリア雑の子は、前足を痛めているようで、ずっと引きずって歩いていました。
【四日目の部屋】
収容犬はいませんでした。
【最終部屋】


セッターは来週月曜日に一日目の部屋へ移されるそうです。
チャンスを与えられ、命が繋がったのね。

この小ぶりで綺麗な柴犬もセッターと同じく、来週月曜日に一日目の部屋へ移されるとのことです。

激しくマウントされている子は気の毒なほどの斜頚でした。
メスのようで、しつこくずっと倒されては乗っかられ、起き上がってはまた乗りかかられ
糞尿ですべる床を逃げ回っては噛まれ、、、悲鳴をあげていました・・・
センターで居合わせた団体のボランティアさんが、やめるよう何度も声をかけて下さっていましたが
一向に納まる気配はなく・・・
この子にとっては、センターという場所にいるだけで地獄なのに
命の期限を切られて過ごす一分一秒すらも地獄・・・
胸が締め付けられるようで、見ていて苦しかった。
何故こんなに理不尽な光景がここにあるのだろう。
写真を撮っていると、センターのおじさんに声をかけられました。
「この子達の写真、インターネットで載せてくれるの?」
「毎日毎日これだよ。毎日毎日これでもかってくらい収容されるんだよ。」
「この子らが悪いんじゃないのに、、、ずっと残してあげられないんだよ。」
そう言って部屋の中の子達を見つめる目を見たら、言葉が出なかった。
非道な人間達の尻拭いをして下さっている職員さんやおじさんに
何を言っても安っぽい言葉になりそうで
すみません・・・毎日ありがとうございます・・・そう言うのがやっとだった。
情けない。
いらしていた団体さんが犬達を引き出して下さり、幸せが約束された子達のいるセンター内で
20日に訪問した際には激痩せしてはいるものの、元気だったゴールデンと思われる子が

虹の橋を渡りました。
まだ硬直していないその身体は、目の前でそっと奥へ運ばれて行きました。。。
閉じられた目には、温かく優しい光景が写っていますように。
実は、今日の訪問は予定外でした。
「ただ可哀相と見ているだけではなく、自分にも何か出来ることはないだろうか・・・」
「里親さんが決まるまで、預かって毎日のケアや散歩くらいなら出来る」
と、そのように預かりさんを申し出て下さったとても有難いお話があって
先日、預かっていただく際の注意事項など、詳しくお話に伺っておりました。
「すでにリタイアしている年齢の為、力のある大型犬ではなく、小型犬であれば預かれる。」
そのようにおっしゃっていたので、もし、その機会があれば是非お願いします!!と伝えておいた。
たまたま今日、センターの職員さんから引き出しとは別の用件で連絡があり、
今すぐに引き出してもらえる子がいる・・・とのことだったので
先方さんに了承の上、急遽引き出しに行って来たのです。
土日を挟むと可哀相だしね。

飼い主持ち込みだという、ポメラニアンのメス7歳(飼い主申告による)です。
見た目はとても綺麗っぽかったのですが、いやいや、、、
これでもか!!!ってくらい全身毛玉だらけ、ゴチゴチの塊りばかりでした。
頑張って解せる毛玉は解し、取り除ける死毛は取り除いたのですが
お尻の毛玉がなんせ頑固ちゃんで。
ハサミの刃先がようやく入る状態なので、えーーーい!!と、お尻だけ丸刈りしました(笑)
その画像はまた次回。
健康チェック後、預かりさんの準備が出来次第移動となります。
今後、里親さんも募集することになりますので、応援、よろしくお願いしますっ!!!!
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comment
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一番上の子、あ、ミホ…って思いました。
あー涙が出るっ。。
この痩せ方、あまりにもひどい。
元気そうに見えたゴールデンさんのご冥福を祈ります。
どうしてこんな生き方しかさせてあげられないのかな、
人間の恐ろしさをそのまま、映しているよう。
つるりんさんへ 
つるりんさん、こんばんは
そうなのです、いきなり目に飛び込んで来たのが「??!!」という状態で
天井を向いたままの足を身体に引き寄せる力も残っていないのか
元気に駆け回る将来を約束出来ないことが本当に申し訳なく、やりきれない思いでいっぱいでした。
少し前には水入れに顔を突っ込んだままだったらしく、、、
職員さんが身体の向きを変えてくれたとのですが・・・
その姿がまた、エムやヴィヴィ、そしてミホちゃんの姿ともかぶり
手に抱いたまま連れて帰り、せめて温かく柔らかいところで逝かせてやりたいとも・・・
それが出来ないまま部屋を後にしてしまったこと、未だに後悔しています。
小さな罪のない命すら大事に出来ず、こんな理不尽な毎日を作り上げている大人たちに育てられた子供はどうなるのだろう・・・
そんな思いも駆け巡ります。
おはようございます。
この子、もう死んじゃったかなぁ。。
淋しいです、わがまま書き込み申し訳ないです。
つるりんさんへ 
つるりんさん、こんばんは
今日、本当にタイミングよくセンターから連絡があったので
私もすごく気になっていた為、聞いてみました。
・・・・・ダメだったようです。
私が足を下ろしてやった時すでに虫の息に近い状態だったので
命の灯が消えちゃうんだな・・・と感じてはいましたが、残念です。
わがまま書き込みとはなんぞや?(笑)
全然、全くわがままとは思いませんよ~~
遠くからでも、これだけ気にかけて下さるだけで有難いし
この子にも温かい想いが伝わってると思いますよ。きっと。